atmy2005-05-05

昨日は親戚のおばさんに頼んで録画してもらっている、
スカパーのEXエンターテイメントで
隔週土曜日の深夜に放送している「フジケン」をビデオで見た。
枕元に前回放送分のものがあったのにも関わらず、
ずーと見れずにいた。
眠いのにテレビを見ていると、気づくと朝になっているパターンは
多々あると思うが、身体がいうことを聞かないんだもの、
たいていの番組はそうなる。
しかし、そうはならない番組も中にはあるのだ。
それは、格別におもしろいため、睡魔が入る隙がない。
知らずに集中し、眠気はどこかに行ってしまう。
眠いことより見たいという方が勝ってしまう場合、
知らずに朝を迎えるなんてことはありえない。
「フジケン」はまさに、どんぴしゃでそれ。
だから、ここずーと、ベッドに入る時間がもともと遅かったから
もし、これで「フジケン」のビデオをデッキに入れ、
再生ボタンを押したとしたら、確実にそこから2時間は
寝られない。おもしろいものを途中でとめられるわけもなく、
絶対にがまんできるはずがない。
だから、すごく見たかったけれど、がまんしていた。
やっとこ、昨日、時間が出来たので、じっくり見ることが出来た。
いや〜なんであんなにおもしろいんだろう?!
毎回、見終わった後は同じことを思う。
月に2回しか放送しないけれど、「フジケン」見たさに
EXエンターテイメントチャンネルに
加入しても惜しくはないと心から思う。
って・・・まぁ・・・思ってみても作者の家、スカパー自体
はいらないから・・・説得力ないけれど。


内容はいたってシンプル。FUJIWARA×2丁拳銃が
時間の限りしゃべるというもの。
もちろん、コーナーはあることはあるけれど、そんなに・・・
重要視されていないように感じるなぁ。
やったりやらなかったりも多いし。
番組当初から続いているコーナーもあるけれども
ほぼ、2時間フリートークが中心。
なのに、あんなにおもしろい。
企画や予算やゲストに一切、頼らず、4人のしゃべりで2時間が
軽く持ってしまう。なんという技量、実力。あっぱれフジケン。
次から次へと繰り広げられる会話。
連係プレーがしっかりできた4人ならではのフリートーク
違うにわか仲良し、先輩後輩おもしろコンビじゃーこうはいかない。
FUJIWARAと2丁拳銃だからだあの雰囲気が
出せるのだなぁとつくづく思う。
大阪時代に培った先輩後輩の2組の関係は
今も健在、というよりは、
お互い経験と実績を積み、自信と余裕を兼ね備え
ひと回りも、ふた回りも、大きく、おもしろくなったように思う。
絶妙な間、テンポのいい話運び、次から次へとぼけては突っ込み、
とっても自然で、いい意味で、力の抜き加減が最高で。
もちろん、2組ともが大好きだという、前提もあるかもしれないけれど、
作者にとって、「フジケン」は唯一、声を出して笑ってしまう番組なのだ。


天然素材の頃よりFUJIWARAは絶対的におもしろかった。
作者の中ではおもしろコンビNo1だったもの。
2丁拳銃にのめり込み、ファンダンゴの再放送で「吉本超合金」を
欠かさず見るようになったけれど、
2丁拳銃目的で見ていたのにもかかわらず、
やっぱりFUJIWARAはおもしろいと再確認してしまったさ。
吉本超合金」とは97年〜00年に、大阪で深夜放送されていた、
FUJIWARAと2丁拳銃のおもしろロケ企画中心のバラエティー番組。
これまた、おもしろいのなんのって。企画の当たり外れはあるけれど、
あんなに無茶苦茶でおもしろい番組、今どこを探してもないと思うなぁ。
ただ、身体を張るだけではない。ガマン大会じゃないからね?!
あげく、痛々しいのは視聴者が引いてしまう恐れも大いにある。
そこは、芸人の見せ所。おもしろおかしく身体を張る。
それが見事、「吉本超合金」ではやり遂げられていた。
個人的感覚なのかもしれないけれど、
特に原西さんは、ほんとうにおもしろいと思う。
もちろん、FUJIWARAの世界観は独特で、
マニアックな部分もあるかもしれないけれど、
作者はだいぶ前、天素時代から、
原西さんがどんぴしゃツボ、ど真ん中なのだ。
もちろん、原西さんの笑いも好きだけど、
男気溢れるところも引かれるなぁ〜。
それに、相方のふじもん。
「フジケン」でのポジションは、
確約された位置で、絶対になくてはならない存在。
単なる進行ではなく、話を提供し、広げて、突っ込んで、
ぼけて。怒り倒して、ものすごくへこんで、あからさまに
機嫌が悪くなって、すねて、甘えて、盛り上げる。
小堀さんに対するだめだしも手厳しく、
相方の原西さんにはさらに厳しく接して、
自分と修士さんにはとってもやさしい、
そんなふじもんがいないと成り立たない「フジケン」。
もちろん、3人がいてはじめて、ふじもんの本当の存在意義が
あらわになるのだけれども。
それにFUJIWARAはボケの原西さんが突っ込み、
突っ込みのふじもんがとボケるという両方が大丈夫。
だから、見ててもテンポがいいし、ワンパターンではなく
話に広がりがある。
FUJIWARAだけの番組だって
きっとおもしろいに決まっているだろうけれど・・・・
結局終始、ふじもんが1人でしゃべり、
口数の少ない原西さんにぶちぎれて、
ふじもん「なんでしゃべらへんねん!!」
原西さん「自分がしゃべってるからやんけ」
ふじもん「お前がしゃべらんからやんけ」
となるのが落ちかな。
かといって、2丁拳銃だけでも・・・
もちろん、作者は見ますよ?!
見るけど、正直、極度な疲労状態の時、ベッドで横になりながら
最後まで見ていられる自信はごいざいません。
2丁拳銃は話すンテンポがゆったりしていて、勢いとかじゃないからさ。
もちろん、それがある意味、お二人の魅力だったりするし、
2人の優しさがこちらにもちゃんと伝わってくるからさ。
そんな2丁拳銃のお話、大好きですけどもね。
そうなのだ、2組は全く別の魅力があり、お互いないものを
互いに補いあえる関係なのだと切に感じる。
それに、プライベートなことも結構話したりして、
それもまた楽しみで。
あまり、そういうこと聞ける機会ないものね。
だから、すごく貴重です。
ちなみに前回の印象に残った話を1つ。
小堀さん、4月23日時点でお給料日前なので、
お金がないと言い出してから、お金の話に。
小堀さん今月18万円だいたい使ったそうで。
原西さん、修士さんにびっくりされてました。
独身のふじもんはそれくらい使うと言ってましたが。
修士さんと原西さんは7・8万円くらいかな・・・と。
で、何に使うねん!?って話になり、「嫁の誕生日だったから
カラオケに行ったから・・・」という小堀さんに
3人とも「プレゼントなに、こうてあげたの」と聞くと、
小堀さん「何も」と答え、
「だったらどうしてなくなるねん?!何につこうてんねん?!」と突っ込まれ
たじたじする小堀さん。すると修士さん
「あれやろ、あれ 浮気すんのに色々かかるんちゃう?!」と言うようなことを
言い出され、慌てる小堀さん。
「何、言ってるか意味がわからへん」とごまかしてましたよ。
2時間って結構あるけど、ほんと、あっという間。
だって、めちゃくちゃおもしろいんだもん。

オススメです、「フジケン」。
FUJIWARA・2丁拳銃の好きな方で
見られる環境の方、
是非一度ご賞味あれ。