アリス。


銀座の外れに位置するビルの5階。
エレベーターの扉が開くとそこはもう
いきなり別世界。
ベルベッドの落ち着いた色の生地の布で
四方を区切り、おおい、椅子と椅子の間は
アリスのティーパーティーのシルエットの柄の
透けた生地のロールカーテンで
仕切っている。暗い照明とテーブルのオイルランプ。
天井は低いが、統べて鏡。
だからかな、圧迫感は大してない。
店員の女の子は、ギンガムチェック
スカートに白いフリフリのエプロン。
ちょっとアンナミラーズのウェイターの
制服に似てるけど、あれ程丈は短くないか。
割りの箸袋、コースターが
トランプにちなんであってかわいい。
席に案内され、飲み物を注文して、
予約しておいた、コースが運ばれて来る。
その料理の名前なのえもいちいち、
長くてストーリーチック。
前菜・サラダ・ミニピザ・パスタ・お魚・お肉・デザート。
かなりのボリュームで、お腹がポッコリ出てしまった。
途中プレゼントを渡す。とても喜んでくれて何より。
その後も、同じものを頼んだはずなのに
見た目も味も違うオリジナルカクテルが出て来て、
「同じですか?!」ときくと、
笑顔で「ハイ」とまさかの断言で返って来て、
「あぁぁ・・・そうですか」と引き下がってみたり。
あとね、料理のネーミングで、大爆笑しながら、
テープルに置く時たしかに言った、
言わないで話し合いになったり。
作者以外の2人は、
「芋虫の気まぐれ待ち伏せおじさんとかなんとか」 と
言い張る。作者、もちろん、
「おじさん」だの「芋虫」だのまさか、
そんなん、言わんだろうという固定概念から
「芋虫」はきこえず、「おじさん」が
「王子様」に聞こえたと主張。
いやいや、「待ち伏せおじさん」って、
犯罪の匂いさえ漂うし。
でも・・・まぁ・・・気まぐれなのか・・・って、
そういう問題か?!
しかし、 実際は、
「突然!いもむしおじさんの待ち伏せ」という名前のお料理。
どっちもどっちか。
普通のおじさんが気まぐれで、待ち伏せしてるのと、
いも虫おじさんが突然待ち伏せしているの・・・
どっちも・・・嫌だなぁ。
びっくりだよ。まぁ、アリスにちなんだ・・・アリスに
いもむしおじさんって出て来っけか?! 記憶ないけど。
お料理自体はおいしかったけどね。
最後は、「アニバーサリー企画」。
チェキので記念撮影に
アンミラ風ウェイトレスによる歌のプレゼント・・・
これは・・・ちょっとはずい。
そして、通常より本人の名前あしらった
豪華なデザートプレート。
楽しい一時でした。本人もどうやら喜んでくれた模様。
よかった。今度は「ヴァンパイア」で忘年会に決定。
ここだけの総評。
お料理は、うん。むらがあるけど、大丈夫なほう。
デザートは、ふつーの居酒屋。飾り付けは素敵だけど。
あとさ・・・・あれは、きっとね、
デザイナーなりプロデュースをした人が
男性とみたね。「アリス」と
言ってはいるけれど、アリス度数の低いこと。
全体的なテーマ、コンセプトに
一役買っていることはたしかだけど、
「アリス」のあのかわいらしい、
異国情緒漂う、独特の雰囲気は・・・なかったね。
飲食店として、ちょっと、変わった居酒屋としては、
おもしろくていいけど、
アリスチックを期待しているのなら、
ちょっと、物足りないかな。
もしや、ディズニー、アリスの原作側との事情もあるのかも。
それなら納得。あの程度なら、おとがめなく、
知らん顔してても大丈夫そうだもん。
アップしたのは、グレードアップしてない
普通に出て来たデザート。