新喜劇・石田班

atmy2006-06-07



6月5日に行った時の続き。ルミネの後半。
今回で、石田班の新喜劇は2回目かな。
石田班には、比較的2丁拳銃率が高い気がする。
新喜劇は正直、関東育ちの作者としたら、
身近なものではなく、どうしたって
「関西名物」的な位置にある。
でも、何度なく新宿のルミネで回を重ね
新喜劇に魅了されつつある自分がいる。
関東人のくせに。
ルミネの新喜劇はたぶん、土地柄に合わせて
あっさり風味にアレンジされているのではないかと、
勝手に思っているが、以前内場さん座長の
「大阪新喜劇」を見たときも、自然に笑っていたから、
大阪だろうが、新宿だろうが、関係ない模様。
面白いものは東西関係ございません。


今回の舞台はホストクラブ。
メンバーは、オーナーのリットン水野さん、
新しい店長の石田さん、ホストの石割さんと功刀さん、
ブータン大統領と三瓶、こちら地味な2ペア。
(見た目ちっちゃいのとおっきいの)
設定が人嫌いなホストの小堀さん。
常連客に本田みずほさん、夏花さん、あさこちゃん。
ナンバーワンホスト修士さん、
その恋人役にたくませいこさん。
たくまさんの父親でやくざ役のリットンの藤原さん。
その子分の大山さん、谷口君と芦澤君。
申し訳ないのですが、あと、お二方ほど名前が
わかりませんです。
内容は、これまた「ザ・新喜劇」。
終盤に「ええ話」に持っていき、
幕が降りるちょっと前に落ちがつく。
今回、ええ話に一役かうのは、修士さん。
話的にはちょっとした主役ですねん。
新喜劇は回を重ねるごとに役のキャラクターが
しっかりしてきて、お互いの間の取り方、突っ込みどころが
スムーズになっていくなぁ。
だから、同じものを何度見ても・・・的な発想はないのです。
何度見ても面白く、そのつど違っておもしろい。
だって、舞台は生ものさ。
仕込みや台本ど通りの場合ももちろん、あるだろう。
でも、どーみても、とちったな、
かんだな・・・っていう場面があると
それに対処するほかの人々がすばらしい。
あぁ・・・ベテランは違う。
場数をこなしてこその、この切り替えし。
とちったり、かんだりしてもまた、
それも盛り上がるきっかけだったりして。
アドリブも入れつつね。
石田さん、独身者の設定なのに
仕事を掛け持ちしている忙しい修士さんに
「そやな、出産で色々物入りだから、
がんばって働かなな」だって。
修士さん、とぼけた顔して
「独身ですから、何を言ってはるんですか」って
かわしてたけど・・・いわゆる時事ネタやね。
前回とはまた違うより、レベルアップした感じ。
おもしろかったぁ。
石田さんの汗の量・・・ありゃ尋常じゃない。
でも、あんな量の汗をかいて、一生懸命に人を楽しませようと
してくれる姿にちょっと、感動。
って、いや・・・あれはちょっと普通の量の汗じゃない。
あんなにかかなくても・・・。
よく、コントでヅラの間にしこませて「流れる汗」、
あんな感じといっても過言ではない。
石田さんのは・・・仕込じゃないと思うけど・・・たぶん。
お笑いの舞台で流す量の汗じゃなかったわ。
写真は石田さんのホームページのイラスト。