百式

atmy2006-12-18



師走のさなか、
何が何でも行く気満々でいた
2丁拳銃単独100分漫才「百式2006」。
行ってきましたよ、はい。


いや〜おもろかったぁ。
行ってよかったと心の底から思えるライブって
なかなかないんですよ。
やっぱり2丁拳銃の漫才はええのぉ。
100分って・・・結構あるですよ。
でも、全然時間の長さを感じさせない
充実した内容なんでっすわ。
まぁ、あたいが2丁拳銃ファンだという前提の
話ですけどね。
しかしながらですよ、100分間
一度も舞台そでにはけず、暗転にもならず、
出ずっぱりですよ?
もうだいぶ前から「すごいわぁ」って
思っているけれど、やっぱりすごいなぁ。
やってるほうはたぶん、
100分って、しんどいでぇ〜


今回は修士さんがずいぶんと
前に出ている感じがましたな。
気持ちというより、設定や本自体が
修士さん寄りな感じ。
もちろん、次の漫才に行く
きっかけでいう進行は小堀さんがほとんどですが、
修士さん主導のネタ、コント調のものも
ふんだんだったなぁ。
バリエーションがあり、
構成もしっかりしているもんだから、
見ていて、
飽きない、だれない、離さない!
やっぱり好き。2丁拳銃。
単独おなじみのキャラで生き生きしている修士さんと
ネタが飛びそうになってテンパる小堀さん。
百式恒例だなぁ・・・って見てにやけてしまったりして。
そして、何より感じたのは、
「余裕」があるんです。
お2人に。今年は特にそう感じたなぁ。
貫禄すら感じる100分の立ち振る舞い。
そして、その余裕から生まれる2人の空気。
それがなんとも楽しそう。
見ているこっちにも伝わって、
それもまた、100分見ていて大丈夫な
要因でも在るのだなぁと思うわけです。
センターマイクをはさんで立つ楽しそうなお2人。
修士さんの突っ込みというより、
小堀さんに対しての「素」の指導・指摘。
見ていて納得してしまう・・・。
根っからの突っ込み気質なんだなぁ、修士さんは。
しかーし、漫才の中で乗り突込みをする修士さん。
そして、キャラで、思いっきりしたい放題、
ぼけ放題する修士さん。
今回の百式は色んな修士さんの再確認ができました。
本を書くのも主の構成をするのも小堀さんですから、
さすが小堀さんですよ。
修士さんを重々理解しているからできる
存分な魅力を引き出させる技がすごい。
ちなみに構成に樅野さんが携わっていたらしいのですが、
それを小堀さんが言うと、
会場がざわついて少し盛り上がって。
小堀さん
「樅野のほうが人気あるやんけっ!」って叫んでたな。


修士さんのアドリブに「素」で
小堀さんが本意気でつっこんでいったっけ。
随所に出てくる2人のやり取りが
ほほえましく、おもしろい。
そんな場面は、ファンにはうれしい限りですが、
ファンじゃない人にも
あのおもしろさは十分伝わるはず。
ファンだからといって、何でもいいというわけでもないし、
仮にそうだとしたら、
2丁拳銃に対して失礼だし、
本当のファンとはいえない気がするですよ。
だので、客観的に2丁拳銃を見ることができる感覚を
忘れてはいけないと、常日頃から心がけとるわけです。
一歩引いて、今までのバックボーンも
積み重ねて見続けてきた歴史がなかったとしても、
百式2006」はすばらしいライブでした。


一緒に行ったSも大変喜んでいただけて、
「やっぱり2丁拳銃の漫才、好きだわ」と
すっかりどっぷり2丁拳銃のファン発言のS。
しめしめ。やったった。
ファン増員計画成功。


メディア露出が少なくても、
これだけおもろいことできる芸人が
ちゃんとここにいるです。
そんな芸人を殊に好きで
長く深く支持する人も確実にいるです。
求められる場所で、やれることを精一杯、
マイペースでお願いします。