マスク。

街のマスク率が高い。
私もだいぶ前からマスク率アップに片棒をかついでいる。
そもそもマスクがこんなにもてはやされた時代がかつてあっただろうか。
マスクメーカーは笑いが止まらないだろう。
なんでも帳尻があうようになっているのだなぁとふと思う。
花粉症で苦しむ人がいる限り、耳鼻咽喉科の行列もそうだが、
マスクや空気清浄機の製造元は大いに潤おう訳だ。
そう思うと、少しは日本経済に貢献していると気も紛れる・・・
いや、紛れはしない。かゆいものはどうしたってかゆい。


日常に転がる「不幸の種」も「幸福の種」も
数はきっと同じだ。
ちゃんとバランスよく誰の足下にも埋っている。
そして、世界中のそれぞれの種の芽が出るタイミングは
片寄りがない。自然の摂理だ。
規模の大小、感情の強弱、地域、人種などは違えど、
万国共通だと思う。
帳尻があうようになっているのだろうな。
世界規模で、ご近所規模で。
悲しい思いをしている時、
地球の裏側は笑いに満ちて、
至福な時がやって来ても
誰かに悲しい出来事が訪れる。


まぁ、冷たい雨に打たれるから、
傘を差し伸べてくれる人のありがたさを
感じることができるのだろうから、
幸せばっかりもダメだし、
不幸づいても嫌だな。
幸せも不幸せもワンセットで、ある程度、
みんなに振り分けられているはずと願うばかり。
平等とは言い切れないけど・・・

せめて、自分が浮かない気分の時には
きっとどこかで幸せな人がいると思うようにする。
ちょっとは自分のこの状況が
役にたっているという勝手な勘違いで少しは
気分も紛れ・・・・いや、
大して紛れないな。
かゆいものはかゆいもの。