爆笑オンエアバトル


「お笑い」に興味を持ったのはいつ頃からだろうか。
詳細な記憶はないけれど、ダウンタウンの写真集を持っていたっけ。
ここでミーハー作者の「お笑い遍歴」を綴ると、
窓の外が確実に明るくなるので、そのうち追々書きたいと思う。


今、特別枠なのは「2丁拳銃」。月に平均4回は
特に彼らのネタを見に新宿にある「ルミネtheよしもと」に
足しげく通っている。
月4=週1。ちょっとした習い事だ。


幼いころより、感情表現豊かな友達をうらやましく思い、
相手に気持ちを伝えることの難しさを痛感していた。
喜怒哀楽の表現がいたって貧相なのだ。
だからといって、面白いと思わないわけではない。
ちゃんと要所要所楽しいし、悲しいし、頭にも来る。
でも、それが少し端から見ても分かりにくいだけだと思う。
あげく、敏感組と鈍感組に世界を二つに組み分けしたら
たぶん、「鈍感組」に配属されるだろ。
そのくせ、多少物事を斜に見る傾向があり、冷めていて
現実的なのはのは確かで、何ごとにも突っ込みを入れたくなる。
できるだけ素直に感情をむき出しにと心掛けてはいるが、
団体生活、社会人としてあまりにむき出しすぎるのもやりにくい。
染み付いた感覚はなかなか変わるものではないし。
だから、ルミネの劇場で声をあげて大笑いし、
お腹を抱えて悶えながら笑うといった一連の動作の
お客さんがいるとまじまじ見てしまう。
もちろん、芸人さんのネタの内容、その日の出来、不出来ではなく、
隣の涙を流して笑うお客さんと同じようにできないことに
何だか自分の不甲斐無さを感じてしまう。いや・・・
そのうち、あまりにもその動作が大きく、永遠続くと
「そんなにか?! そこまでか?!」と相手の感情表現に
突っ込まずに入られないのだが。
「ふふっ」と笑ったり、ニヤニヤと口尻が自然に上がっている
という笑い方ではあるけれど、
もちろん、2丁拳銃以外にも好きな芸人さんはたくさんいる。

あげて行っても切りがないので、ここら辺にしておこうか。
解散してしまったけれど、チャイルドマシーンも好きだった。
まぁ、別格なのはしつこいようだが、2丁拳銃。


と、見出しの「爆笑オンエアバトル」に戻るが、
トータルテンボスが出るのを知っていたので、
花粉でひどいことになっている目を無理矢理、
見開いて見ていた。てっきり漫才をやるものと
ばかり思っていたらなんと、コントをおっぱじめたではないか。
(おやおや、おだやかじゃないねぇ〜)
意表を突かれ、前のめりで見ていた時だった。
コント中で「ハンパねぇ〜 まじハンパねぇ〜」が登場。
しかしだ、私個人的意見だけれど、
あそこの「ハンパねぇ〜」は生かされていなかった様に思う。
もはや、浮き世離れとはまさにこのことだ。
お決まりの言い回し、ギャク、ポーズがあるのは強い武器になる。
つかみにもなれば、お客さんが期待しているだけ、
やると確実に爆笑がとれる。
でも、あそこの「ハンパねぇ〜」は半端だった。
せっかく半端ないのに。もったいない。