夏反対。

今日はこの前の寒さが嘘のような暖かさ。
いやいや、暖かいという単語で片付けられない気温だ。
暑い。４月に通常着る服装をしていると、
ちょっと動くだけでも一枚脱ぎたくなるこの暑さ。
ちなみに昨日も暑かった。春じゃない初夏まっしぐら。
桜もきっとびっくりしているに違いない。
一斉に満開となって、近所の何本かの桜がみごとに
咲き誇っている。見上げる桜は優雅で儚い。
日本に生まれて、四季のある国に住んでよかったと思う瞬間。
中途半端の春・秋は比較的過ごしやすいといわれているが、
なんだか年々、春や秋を感じる期間が短くなって来ているように思う。
いやだな・・・このまま暑くなったら。
基本、夏・暑いのはからっきしダメだ。
夏・冬、どっちかと問われれば迷いなく「冬」と答える。
暑いとやる気はもともとないが、輪をかけて何もしたくなくなる。
だるいし、話したくなくなるし、クーラーの効いた部屋から
一歩もでたくなくなるし、いたらいたらで、入り浸り過ぎると
身体を壊すし、なんとも朝起きたときの不快感。
首周りにじっとり汗をかき、もう、起きる前からぐったりだ。
寒かったら着込めば済む。
暑かったら、脱げばいいというが、限度がある。
薄着っていっても・・・まっぱ(真っ裸)じゃ・・・
直射日光のもと、ご用となるのはごめんだ。
いいことなんて何にも・・・あ、洗濯物がすぐ乾く。
それだけだ。
湿気が少なく、３０度ちょいくらいの夏のよく晴れた日は
まぁ許せる。いや、そんな日があってもいいとさえ思う。
しかし、じめじめじめじめ湿度８０パー以上＆３８度以上の
セミも鳴くのギブアップな夏の午後なんて、絶対ごめんだ。
思考回路が正常に働くわけがない。
いや、体温より暑いってどうなの?!
いやだなぁ・・・一歩一歩着実に夏に向かっている現実。
花火、海水浴、浴衣、スイカ、風鈴、そうめん、麦茶
かき氷・・・夏のプラスイメージのものを上げてみたが・・・
これらが待ち遠しいと思うより、あのジリジリと痛いほどの
日ざしの方がどうしたって嫌だ。暑いのと交換条件の海水浴やそうめんなら
温泉スパにうどんでも代用できる。麦茶も緑茶でがまんする。
かき氷だって、こたつの食べるハーゲンダッツなんて最高だもの。
そっちでいいや。
まぁ、風情の問題だろうと思う。
いやいや、そうかな?!
現実問題暑過ぎる場合、そんなことはいっていられるか?!
風鈴の音がすると涼しく感じる・・・って、そんな生易しい気温じゃないし。
もわぁ〜と生暖かい風しか吹かないもん。
浴衣を着て花火をやろう・・・って、連夜熱帯夜のなか、
火薬の匂いで吸込んでむせた日にゃーたまったもんじゃない。
風流なはずがない。
冬眠があるのだもの、夏眠があってもいいんじゃねぇーの?!と
本気で思う時があるほどだ。
いや・・・人は冬眠はしないけどね。