水どう。

atmy2005-04-12

寝ながら仲のいい従姉妹から借りた
水曜どうでしょう」のDVD第5弾を見ましたわ。
もちろん、番組当初からリアルタイムでずっと
見ていたわけじゃーないけども、以前、深夜にテレビをつけたら
大泉くんが浴衣姿で、だまされたことをぼやいている
シーンがやっていた。思わず見てしまい、
「おもろい。来週も見るぞ」と思い、後から
それが「どうでしょうリターンズ」と知る。
でも、大泉くん自体はそれよりももっと前、
今から5年くらい前だったか。
テレビ朝日の今のマシューの枠で以前放送されていた
「パパパパ・パフィー」に出ていたのが始めて見た時だったな。
ローカルタレント・北海道の人気者と紹介され
あみちゃんとゆみちゃんに相当うざがられていた。
確実にローカル臭がブラウン管から漂ってきたもの。
異常なハイテンションに空回りもいいとこで、
何一つ好印象を与えられず、逆切れして
いっぱいいっぱいの大泉くん。
その彼が出ている「水曜どうでしょう」。
正直、そんなに・・・と思っていたんです。
しかーし、アウェイではなくホームでの活躍ぶりを見て激変。
大泉くんに対する印象がくるっとね、180度かわっちまったよ。
水曜どうでしょう」の大泉くんと
「パパパ」に出ていた彼が同一人物かと見紛うほど。
地元の海で、活き活きと泳ぎ回る北海道産の大泉魚。
京産の知らない魚のがうようよ泳ぐ水槽の中に入れられた時と
こうも違うかと思ったね。
のびのび華麗に泳ぎ回ることったらないもの。
いや〜ハマったね。「水曜どうでしょう
大泉くんもいいけども、企画・構成でありながら
出演者として行動を共にする、現在は映画監督でもあり
大泉くんも所属する事務所の社長でもある鈴井さんがいい。
2人ともがいい。そして、番組のディレクターでありながら
ナレーターか?!と思うほどの声の出演が多いことったらない
藤村D。同じくディレクターなのにカメラマンの嬉野D。
この4人の結束力、チームワークなくして
水曜どうでしょう」はありえない。
ロケが全般で旅企画が多い「水曜どうでしょう」。
北海道ローカル番組にもかかわらず、全国津々浦々
いや日本だけに止まらず、オーストラリア、韓国、
アメリカ、ヨーロッパ、ベトナム、アラスカなど
深夜放送にあるまじき、海外ロケを敢行。
単なる「海外」という場所に頼った
企画内容ではないところがいい。
4人ともがマイペース。そのマイペース加減が、
なんかいい。ゆるくて。いい。
旅ものがメインだもの、アクシデントや思いもよらない展開に
ドキドキハラハラもあるにはあるが、
そんなのは、別の番組で見ればいい。
北海道の雄大の大地とともに培われたであろう
4人のあのぬる〜い感じ。いいんだな、これが。
さらに、こっちも見ているだけで、知らずと楽しくなる、
大泉くんと鈴井さんが楽しむ姿がいい。
藤村Dのバカ笑いと大泉くんのバカ笑いのハモリがいい。
緊迫するシーンより、移動中に1人で嘘ぶく大泉くんがいい。
タレントと社長、出演者とディレクターなど
力関係や上下関係などそんなことを感じさせない4人の関係がいい。
強制過ぎず、無理しないところがいいね。
ちょっと「いい」って言い過ぎた。
でも、いいものはいいもの。
すごい「い」の数だな。
スピードもの、刺激が強いものをお好みの方は、物足りなさを感じる
時も多々あるかもしれない。
しかし、構えて見る必要もなし、見終わった後の疲労感もなし、
いい感じのだらけ加減。のんびりゆったり、おもしろ旅企画満載の
水曜どうでしょう」是非おすすめしたい。
ちなみに従姉妹にもお勧めして見事にハメたね。
今は、作者よりもハマってるよ。
この前なんか大泉くんのことが
「タッキーよりカッコよく見えてきた」だって。
うつしておいてなんだけど、かなり重病患者だよ。


ドラマや舞台にと活躍が目まぐるしい大泉くん。
全国区になりつつあるねぇ・・・うれしいけど、ちょっと複雑。
別に作者は道民ではないけれど、さみしい気もしないではない。
有名になって、ローカルじゃなくなる大泉くんはどうなんだ!?
いや、もちろん、それでいいんだけどもね。
「水どう」はライフワークとしどんなに人気俳優に成り上がっても
「一生どうでしょう」続けてほしいな。
北海道の実家から通い、勝負服のジャージを着て、
深夜バスにゆられる大泉くんであってほしい。
次回の企画予定は「牛追い祭りinスペイン」。
牛に飛ばされ、宙を舞う大泉くん。
全速力で逃げきる、涼しい顔の鈴井さん。
もちろん、一緒になって逃げまどう藤村D&嬉野D。
あぁ、楽しみだ。全く持って待ち遠しい。