ムシバラス。
昨日ついに歯医者に行って来た。
もうホントにいいかげんにしないと・・・と思い電話で予約を入れた。
かれこれ痛みはじめて３週間。どうにか治らないかな・・・と
根拠のない夢物語を思っていても、
一向に「ムシバラス」の勢いは衰えなかった。
奴らは衰えるどころか、左下奥歯だけでは飽き足らず、
左上奥歯へと勢力を拡大して行った。
このままでは、右下の奥も時間の問題だ。
そうなったら、作者の口内は一貫の終わり。
その前に手を打つべく、職場の真上の歯医者の門を叩いた。
本当に、このまま放っといたら、痛いのどっかいかないかな・・と
思っていたけれど、やっぱり無理なものは無理だと
腹をくくって、電話した。かなり痛かったしね。
じゃーもっと早くいけよと自分で思ったけれど、
だって、痛いのやだもん。
幼稚園児もビックリの理由だな。
もっと早くに治療していれば、こんなに痛くならずに済んだだろうに。
わかっちゃいるけど先延ばし。
まぁ、とにかく、歯医者に行ったという事実だけでかなりの
満足度だが、ムシバラス退治は始まってもいないため、
今も変わらず痛いのだけれどもね。
２階の歯医者は結構遅くまでやっているので、仕事終わりでも
十分に間に合う。これまた、かなり大助かり。
予約を入れた時間より少し前には待ち合い室にいた。
靴を脱いでスリッパに履き替えるのだが、靴箱がないので、
脱いだ靴はそのままの状態で放置。
んん?!なんだ、この靴の数?!と２度見してしまった。
大家族の収拾がつかない玄関のようだったが
どう見ても待ち合い室の人の数と靴の数があわない。
あれ?!治療している人は中に何人いるんだ?!と思ったけれど、
先生は１人。そんなには無理だ。
よく見るとサンダルなどもあり、歯科衛生士の方々のものや
先生のだろうとその時は勝手に思った。
中学生くらいの男の子ガ１人、待ち合い室の椅子に座っていたのだが、
その子が診察室に呼ばれる少し前に、男性が１人来院。
次の次かな・・・なんて、思ったあたいがバカだった。
来るわ来るわ。次から次へと自動ドアが開くったらない。
なんだ?!しこみか?!って思う程。
まぁ、結果、ゆうにビックリした靴の数くらいは
出入りがあったな・・・
その中にいた、短大生チックな女の子も作者と
同じ初診だったらしく、その子と作者以外の人々は
呼ばれては入って行き、出て来ては違う人が
入って行くの繰り替えし。
３人座ったらもうほぼ満員の待ち合い室の椅子。
つねに満員御礼状態。
治療台はどうやら２台らしく、それに先生１人だもの。
そりゃー混むっちゃー混むだろうけどね?!
待ち合い室の壁にはテレビがかけられていたので、
持て余す時間をそちらに集中させ、なんとか、
逃げ出さずに済んだ。そして、集中し過ぎて
だいぶ、待たされていることが、あまり気にならなかった。
受付の人が初診者２人に「お待たせしてすいません」と丁寧に
お詫びをして来た時に時計をふと見る。
はぁっ!!１時間２０分以上経っていた。
そりゃーそーだ。あんなに出入りが目の前で繰り広げられたら
それくらいは経つか・・・。
待ち合い室で見ていた「ロンドンハーツＳＰ」も
エンディング間近になるわな。
あぁぁぁ・・・予約の電話、全く無意味だったな。
それから間もなくして呼ばれ、治療台に案内された。
特に激しい痛みのあるムシバラスに占領された左下奥歯について話し、
レントゲンを撮り、神経まで完全にやられてしまっている
己のレントゲンを見ながら説明を受ける。
このままだとひどい炎症なので、すぐには治療できないと。
そして、するにしても絶対に麻酔は不可欠でかなりの量を要すると
先生は言ったのだけれど・・・
実は以前、別のムシバラスとの戦いの時に別の歯医者で
使った麻酔薬が身体にあわなかったことがあり、その旨を話した。
別に救急車で運ばれたり、意識がなくなったとかそういう大掛かりな
アレルギー反応ではなかったのだけど、いちよ、不安なので言ってみた。
すると、先生「じゃー、何の麻酔薬がダメか
内科に行って血液検査をしてもらって、それからにしましょう」
とさらりと言った。
ここまで、治療台まで、長い道のりだった。
だからこそ、治療してもらう気満々の、万全の体勢で望んだのだ。
なのに、出ばなを挫かれたとはまさにこのことだ。
はぁ・・・内科って・・・血液検査って・・・
２階の歯医者に来るのに３週間かかったのに?!
まぁ・・仕方ない。自分の体質のことだもの。
それでも、神経までやられてしまった穴に薬をつめてもらえたから・・・
なんか不完全燃焼だし、これから新たなる面倒なことを思うと
気が重いが・・・よしとしよう。
痛い時に飲んでくださいと痛み止めの薬をもらったし・・・って
薬のアレルギーもあるから、やたらめったら飲めないじゃんっ!!
ぢぐじょぉ〜。こうなったら行ってやるぞ、血液検査!!
じゃないと、どんどんムシバラスに侵されて行く一方だし。
この乗りかかった船から気付いたら降りてないように
治療するぞっ!!
まぁ、言い聞かせなくても今も確実に痛いからね。
通わないと治らないってわかってるし。
歯医者卒業の日はいつになるか
見当もつきゃーしない・・・
途方もないムシバラスとの戦い。
どーしたって、気が重い・・・。
