スペシャルコント。

 

着いたら、ちょっとびっくり。
だって、いつも
「ネタ」→「スペシャルコント」なのにさ。
はり出されている用紙には
スペシャルコント」→「ネタ」に
なっていた。珍しい。このメンバーの場合は、そうなのか。
誰かのスケジュールの都合かもしれないな。
前説は、アップした、ジパング上陸隊。
ちょっと見にくいけども。
いつもの、はじまる前のかけ声が、
ちょっとちがってて、斬新だったな。
チャドだから? オーストラリア人だから?
とにかく、作者、去年の秋にやった、2丁拳銃プレゼンツ
「2丁拳銃・次長課長チャイルドマシーン」の
スペシャルコントの印象が強くて。
本もしっかりしてて、構成もキャスティングよくて。
それが基準となってしまっているので、
後に見たスペシャルコントは、正直・・・
上回るものはないんだよね。
その後、次長課長プレゼンツ
次長課長トータルテンボス・ラフコン」でやった
スペシャルコント見て、
ある意味、衝撃的で印象深くて、
忘れられない・・・。初めての回で、
もう・・・苦笑いの連続。
そして、びっくりするような落ち・・・って、
違うよ?! 期待を裏切られたとか、
大どんでん返しとか、そういうのではなくて。
台詞をたぶん・・・はしょって、意味の通じない
まま終了。会場ポッカーン。
それ以来、次長課長スペシャルコントは
お久しぶり。これが初回ではなく、
三回目くらいなのかな。ちょっとほっとする。
えーと、メンバーは
次長課長ハリガネロック
POISON GIRL BAND、ピースの
8人。回し役は河本っちゃん。
みんなにつっこんで、
終わりのほうは、かなり汗かいてたな。
河本っちゃんの突っ込みは、ボケたほうも、
突っ込んだ河本っちゃんも
両方生きるから、すごいなぁと思う。
バサッと切り捨てたり、
小気味いい突っ込みの類ではなく、
どちらかといえば、物腰柔らかいけど、
ちゃんと的を得てて、大きく突っ込んだ後、
小さくまだ突っ込んだりするから、
また、そこで笑が続いていく。
でもさ、さすがに、ワンシチュエーションの舞台で、
ほぼボケばっかりたと、辛いものがあるだろうね。
常に同じテンションで、
いなくちゃいけない突っ込みの人は、
ほんとに大変だと思う。
で、きっと、みんなちょいちょい、とっさにボケたり、
ついついボケたりするだろうから、
それにも、突っ込まなくちゃいけなくて。
あとさ、、流れやきっかけや、要所要所の台詞は、
決まっているけれど、一部、
アドリブ任せという場面があったなら、
はまったときはいいけれど、やや受けや滑った場合、
後がつらい。フォローに回れる人や
突っ込んで、広げていってくれる人がいない場合、
恐ろしいことになりかねない。
でも、そこは、芸暦10年以上の芸人が
過半数出ているわけだから、
そういう場面も取り入れてましたよ。
それでも、ちょっとつらい場面があったりして・・・。
それこそ、アドリブだったんだろうけれど、
会場も、ポッカーン、薄いリアクション。
共演者も、「ほんまはちゃうやろ?」と認めてくれずに、
何度か、強制的にやり直し。
って、てっきり、アドリブシーンだと
思い込んでたけれど、
あれは、違うのかな・・・えー?! 
まさか台本にないと思うんだけど。
だって、初めての回ではないんだから、
観客の反応はある程度、わかっているんだから・・
どうにかするよね?!
それでも、何度目かのチャレンジで決定した、
井上君の「名前は『カン・コーフィー』」
には、ちょっとプッて笑ってしまったけれど。
ストーリーと配役はいいのではないかな。
まぁ、落ちはむずかしいよ。
全体的には、面白かったよ、もちろんね。
個人的にお坊ちゃま役の井上君の半ズボンが、、
きつそうだったし、上の白いシャツに
蝶ネクタイをしているのだけれど、
白いシャツの下に、自前であろうグレーのTシャツが
丸見えだったのが気になって。
それに、リラックスしすぎた感のある言動と行動に
釘付け。リハ中?!ってくらいでさ。
後輩のボケにたいし、ボソッとにしては、
大きい声の「こいつあほや」とか終盤差し掛かったら、
向かって舞台の左側の袖のほう奥を、
堂々と凝視してたり、
両端においてある、しまの板に後ろ向きで、
左肩で寄りかかっていたり。
いいわ、マイペースって。
ここまでくるとね。
ちなみに相方は、額に大汗かいてましたよ。
もうちょっと回を重ねてから、
もう一度見たい感じ。